オーギュメントリアリティ

英語だとaugmented reality、あるいはARか。
ものからの「はね返り」を豊かにするという点で、とても興味のある技術。ぼくが生きている間にどこまで発展するだろうか。

2007年にNHK教育テレビで放送された、磯光雄氏原作による人気アニメーション「電脳コイル」。この作品の世界では、「電脳メガネ」と呼ばれるメガネ型のコンピュータが普及し、街中に溢れるバーチャルな情報が現実世界に重ねて表示される。まさに現代の最新技術であるオーギュメント・リアリティが高度に実現した世界が描かれているが、両氏はこれを夢物語ではないと指摘する。

http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000056025,20369498,00.htm

でも、どういう経緯で知ることになったのかはわからないけれど、箱庭療法で使うのはマズいんじゃなかろうか。

医療においては、箱庭療法の発展形として、仮想空間でのリハビリテーション心理療法が可能になり、教育の分野においては歴史や地理の授業で現地を“体験”することが可能になるとして、大きなマーケットが開拓できるだろうとした。

http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000056025,20369498-2,00.htm

はね返りの豊かさを楽しめる状態ならば良いけれども、あまりにも魔術的すぎて、かえって不安をかき立てかねない。
もう何世代か時代が下って「チョロQを引いたら走り出す」ということくらいにこうした技術が日常的なものになり、かつ絶対的に予知可能な動きしかしない場合でも、出来の悪いアニメ化作品のようにイマジネーションを殺す方向で働くものの気がする。
○コムが血迷ってこんなセットを売り出しませんように。(高値がつけられるだろうし大変)