硫化水素と非同期性

ソースの確認まではとれていないけれども、興味深い数字が挙げられている。

2004年秋〜2005年にかけて練炭による集団自殺が頻発していて、そのときにもメモとってたんだけど、あのときには2ヶ月で11件37人亡くなっていた。今回は2ヶ月で57件60人(巻き添えの方も含む)。当時のメモには「件数が異常」と書いていたんだけど、今回調べてみると数の多さに唖然とした。

3月からの硫化水素による自殺急増について - しなちょうメルクマール - 熊手部

1件あたりの犠牲者数が全然違う。
かつてのものは「集団」自殺だったのに対して、今時の流行は一人。
密閉空間を作り出し、その中でなにがしかのアクションを起こす、という方法は似通っているし、難易度もそう変わらないだろう。
ならばこの2、3年でなぜこれほどまでに傾向が変わったのか。
ある程度の非同期的伝染はメディアの責に帰せられたりもしているが、それは練炭のときも同条件なはず。
何が起こっているんだろう。


ちなみにこういう同時多発的なことを英語では"phenomenon"というらしい。